心理学専攻
専攻の概要と目的
概要
心理学専攻が設置されたそもそもの目的は、(1)前期(修士)―後期(博士)課程を経て、大学などの高等教育機関で専門研究者となるものを養成することと、(2)前期課程を経て、臨床心理学の領域における資格取得を目指すものが、実務?応用に耐えうる深化した基礎知識と技能を涵養すること、の二点にありました。心理学専攻では、この二つの目的を実現するために必要な教員体制の確立とカリキュラムの整備、そして教育環境の充実に向けて年々努力を傾注しています。現在、心理学専攻は基礎?社会?発達?臨床の四つの領域から構成されています。各領域に片寄りなく専門家が配されていて、院生のさまざまな志向に応じた個別性の高い指導が可能になっています。
心理学専攻には、大学院創設当初から基礎?社会?発達領域の院生教育のために、最新機器を備えた各種実験室のほか、他大学に先駆けてすべてのコンピュータがネットワーク化されていて、インターネット資源の活用と先進的な情報処理技術を教育に導入してきました。また臨床領域の院生教育のために、臨床心理学的実習に欠かすことのできないプレイルームや行動観察室や集団面接室などを完備した心理教育相談室を2009(平成21)年に一新し、活発な活動を行っています。1997(平成9)年度以降、(財)日本臨床心理士資格認定協会による大学院指定制度で第一種指定校ともなっています。また、心理学専攻修士課程では、平成30年度より公認心理師法の規定に基づく公認心理師となるために必要な科目を開講しています。
心理学専攻を修了した後、すでに大学で専門研究者として後進の指導にあたる者も輩出していますし、臨床心理士資格を取得し、各種の現場で活躍している修了者は200名を超えているところです。
専修大学心理教育相談室
臨床心理学的実習に欠かすことのできないプレイルームや行動観察室や集団面接室など、学内実習のできる施設として、専修大学心理教育相談室を設置しています。目的
(1)修士課程と博士後期課程を経て、大学などの高等教育機関で専門研究者となるものを養成すること(2)修士課程を経て、臨床心理学の領域における資格取得を目指すものが、実務?応用に耐えうる深化した基礎知識と技術を涵養すること
を目的とします。
教員一覧(心理学専攻担当者)
専修大学に所属する専任教員については、専修大学研究者情報データベースにて、研究者情報や研究業績情報などを閲覧できます。教員氏名 | 所属 | 職名 | 担当課程 | 担当(研究)分野 |
池田 彩夏 | 人間科学部 | 准教授 | 修士 | 発達心理学 |
石金 浩史 | 人間科学部 | 教授 | 修士/博士後期 | 生理心理学?脳神経科学 |
大久保 街亜 | 人間科学部 | 教授 | 修士/博士後期 | 日常認知と左右差 |
岡村 陽子 | 人間科学部 | 教授 | 修士/博士後期 | 神経心理アセスメント、認知リハビリテーション |
加藤 佑昌 | 人間科学部 | 准教授 | 修士 | 臨床心理査定、精神分析的心理臨床、心理臨床家養成教育 |
国里 愛彦 | 人間科学部 | 教授 | 修士/博士後期 | 不安?気分障害の異常心理学研究 |
小杉 考司 | 人間科学部 | 教授 | 修士/博士後期 | 心理統計学 |
澤 幸祐 | 人間科学部 | 教授 | 修士/博士後期 | ヒトと動物の認知学習心理学、連合学習理論研究 |
下斗米 淳 | 人間科学部 | 教授 | 修士/博士後期 | 自己と対人関係?集団の相互規定性研究 |
高田 夏子 | 人間科学部 | 教授 | 修士/博士後期 | 深層心理学、イメージを使った心理療法、小児科の心理臨床 |
塚本 匡 | 人間科学部 | 准教授 | 修士 | 障害児心理学、応用行動分析学 |
中沢 仁 | 人間科学部 | 教授 | 修士/博士後期 | 知覚情報処理 |
藤巻 るり | 人間科学部 | 准教授 | 修士/博士後期 | 分析心理学的心理療法、非定型発達の心理療法精神科の心理臨床 |
松嶋 祐子 | 人間科学部 | 准教授 | 修士 | 非行?犯罪心理臨床 |
秋田 悠希 | 人間科学部 | 兼任講師 |