哲学専攻

専攻の概要と目的

概要

哲学専攻は古代?中世哲学、近代?現代哲学、哲学方法論、実践哲学、日本精神史、人間学基礎論の6科目を設置し、修士課程?博士後期課程の各々に、上記科目ごとに講義と演習を設けています。それぞれの科目内容は、名称からほぼ察せられるでしょう。上記のうち近代?現代哲学は、英?独?仏がカバーできるように、複数の授業展開をしています。
それぞれの科目が目指す一般的方向は勿論あるわけですが、担当者の専門領域や当面の関心、さらには学生の要望などによって、授業の具体的な内容や方向は自ずと設定されてくるわけで、むしろそちらの方に着目するのが肝心でしょう。それは講義要項を見て貰えばよいことですが、あえて数言を費やせば、哲学攻究には、特定の哲学者の思想研究を目指す哲学史的方向と、原理的追究や独自の理論化を目指す方向とがあります。そのいずれが目指されるかは、科目の性格や担当者の方針から定まってきますが、そして概ね哲学研究は前者に傾きがちですが、どんな独自の哲学体系家でも、先人の業績を大きく踏まえて出発していることを忘れてはなりません。本専攻の科目も、人により科目により、行き方は多彩です。

目的

哲学専攻は、古代ギリシア、中世ラテン哲学、英米独仏近現代哲学、日本精神史、論理学、倫理学、科学思想、芸術論、宗教論、人間論などにかんする高度な研究教育能力をもって、産業界や行政などにおける研究?教育機関を担う研究者、大学の哲学教員、ならびに、上記にかんする専門知識と能力を活かした高度専門職業人、知識基礎社会を支える多様な人材の養成を行うことを目的とします。

教員一覧(哲学専攻担当者)

専修大学に所属する専任教員については、専修大学研究者情報データベースにて、研究者情報や研究業績情報などを閲覧できます。
教員氏名所属職名担当課程担当(研究)科目
出岡 宏文学部教授修士/博士後期日本倫理思想史
伊藤 博明文学部教授修士/博士後期ルネサンスのヒューマニズム
金子 洋之文学部教授修士/博士後期論理学の哲学、数学の哲学
佐藤 岳詩文学部教授修士/博士後期分析哲学
島津 京文学部准教授修士近現代の美学的論点、20世紀の前衛芸術家研究
高橋 雅人文学部教授修士/博士後期古代ギリシア哲学
貫 成人文学部教授修士/博士後期ドイツ近現代哲学、現象学、舞踊美学
檜垣 立哉文学部教授